本当にご無沙汰をしています。
このブログを読んでくださった方の多くが、子宮腺筋症核出術への挑戦を悩み
ご自身に合った治療法を模索しておられることと思います。
そうした方の一助となればと思い始めたブログです。
今も少しでもお役に立てていたらと思い書いています。

また、新型コロナウイルスに感染された方のご回復を心よりお祈り申し上げます。


手術から、あと少しで2年になります。おかげさまで傷の状態も良く楽しく暮らしていました。
そして今年になって定例の霞ヶ浦医療センターでの検診を受ける季節になり久々に西田先生に
お会いしました。

少し不安なだったのは経血の量がまた、増えつつありロキソニンの服用も術後に比べると
少し増えたような気がしていたのですが、その嫌な予感が的中し今回の診察で新しい
内膜症が発覚しました。その名も“チョコレート嚢胞”です。


内膜症の中では最もポピュラーで最も癌化しやすい、油断ならない病でした。
西田先生も診察の間、頭を抱えるしぐさを何度かされていましたが、私もかなり
ショックを受けたとともに、あぁ自分は根っからの内膜症体質なのだなと改めて
思い知らされたような気がしました。

結局のところ、せっかく子宮腺筋症核出術を受けたのに他の内膜症を発症したことで
今後はまた化学療法に頼らなくてはならないかもしれないということです。
更には化学療法を行うことで妊娠が望めなくなるうえに、妊娠できたとしても様々なリスクが
ついてまわるという事態を招いてしまいました。


最初はどうしてもショックで、塞いで泣きわめいてみたり、そうかと思えば仕事で
信じられないくらい動いて無理をしてみたり、ゲームに信じられないくらい没頭してみたりと
いろいろ足掻いてみては考えたくない・・と受け入れられずにいました。

せっかくまっさらな、正常な子宮を西田先生や家族、支えてくれた人たちのおかげで
手に入れることができたのに・・また、同じことを起こしてしまう・・あぁ、なんてダメな
やつなんだと思うと日々の生活が辛く感じ、朝から仕事に行くまでずっと寝ていよう
なんてこともしていましたが、少しだけ気持ちが立て直そう、頑張ろうと上向きになって
きた今、こうして文字におこすことができています。


ここで私の経験上、言えることは、やっぱり体のことは油断してはいけないということ。
何かが間違っているから、これは嫌だ、きついと体が教えてくれているのですから
日ごろから自分のことは大切にしなければいけないのだということです。


食べ物、睡眠の質などの生活習慣で少し調子に乗っていた部分があったので体がまた、私に
ストップをかけたのだと思います。

当たり前のことなのですが内膜症であるかぎり、体を冷やさない、生活習慣に気をつけると
いうことは継続していかなければなりません。
一時、手術で腺筋症を克服したとしても私のような内膜症の方は注意が必要だと思います。

まして、私のように放っておけば癌化するような病気になってしまうのは
非常にもったいないです。


いずれ、人は誰でもこの世を去ります。
ですから、今更、将来を悲観しても仕方がないのですが、できれば誰もが
少しでも健康で一日、一日を過ごしたいと思われるのではないでしょうか。

私のようにならないためにも、日々の生活を大切に生きることをご自身を育む気持ちで
ご自身の身体に向き合われることをおすすめします。

肝心な子宮の方は異常がありませんでしたので、それだけが救いです。
この記事も書くことを随分と迷いましたが、これもまた誰かのお役に立てば幸いです。





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